うわさやデマが多発する我が業界

複数の柔道整復師から「柔道整復施術療養費の打撲・捻挫にも今後医師の同意が必要になると言うのは本当ですか?」との照会があった。そのようなことはない。単なるデマ、ガセネタだよ。この業界は変な噂話が瞬く間に広がるのです。そもそも打撲・捻挫にも医師の同意を課すのであれば先ずは、柔道整復師法の法律の一部改正が必要です。そうするともう何年も前から改正に関しての調整が始まっていなければなりません。ありえないデマに囚われないようにね。
法律改正をせず、療養費の受領委任払いの協定・契約だけで変更することも可能ではあるが、そんな話も全く出ていません。
# by ueda-takayuki | 2007-11-13 15:25

参院選で当選した先生方は言った通りの仕事をしているか

今夏の参議院議員通常選挙に比例区で出馬した私であったが、結果は皆さんご承知の通り泡沫で終わったよ。力不足で国会議員になれなかったのだから自分が悪いのだが、日々の業務で「もしも私が国会議員だったらなあ」と思うこと毎日である。国会議員の先生であれば一言電話で解決するような瑣末な案件も、保険者・行政のご理解を得るために膨大なる資料作成や調整の時間を要するのです。あはき・柔道整復の療養費は法令ではなく単に通知で運用されている。筋論で私が運用上の説明をしても、相手が納得しない場面が多い。その点もし私が国会議員だったらなあ職務権限が欲しいです。政治力がどうしても必要です。そういえば、見事当選された民主党の大河原雅子先生や同じく民主党の大島九州男先生は、柔道整復師業界のために尽力すると言っていたが、今どのような状況なのでしょうか?約束は実行していただきたいです。(落選した私ですから大きな口はたたけませんが・・・・)
兵庫の参院議員の辻泰弘議員は柔道整復師を攻撃する趣旨での質問主意書を出していますが、民主党の柔道整復師に対するスタンスは、親柔整OR反柔整どちらでも議員本人次第ということでしょうかね。
# by ueda-takayuki | 2007-11-09 17:16

混合診療を認める判決について

東京地裁の混合診療を認める判決にはちょっと驚いてしまった。混合診療とは一般的には、一連の医療行為の中で、保険扱いと自費扱いを自由に組み合わせることを禁じ、自費部分があるなら全部自費にして保険部分の混在を認めないとするもの。これを認める判決が私たちに与える影響は大きいですね。医療機関で鍼灸治療をしてはならない理由としてこの混合診療の禁止がある。混合診療が認められれば、医療機関の中で低額廉価な負担金で鍼灸治療が行われる道筋が出来てしまう。開業鍼灸師はどうする?この地裁判決は医科本体のみならず、鍼灸院のあり方を根本から変革する可能性のある重い判決である。対応策の協議など無意味か。必要なのは政治力であるが、この業界には政治力はない。まさか、保険財源の見地から国は“ワザと負けて”混合診療を導入する腹づもりか?厚労省の担当職員と法務局部付の検事が、単に素人さんの原告に負けるなんてことがあるのだろうか。私も国家賠償請求訴訟など裁判の被告に何度かなったことがあるけれど、原告である患者さんには弁護士も付かなかったといいます。それで国は負けるんですかね?
# by ueda-takayuki | 2007-11-09 15:20

大阪府国保連がらみの柔整師不正について

先月報道され、あのムーブでも取上げられた事件で、柔道整復師と大阪府国保連職員が結託して、実際には来院していない職員40人分にかかる療養費を不正に請求したことについて一言。
施術管理者たる柔道整復師はすでに受領委任の取扱いの中止処分を受けているが、その者の整骨院が別の柔道整復師によりそのままの名称で従業員・患者ごと引き継いで施術をしているという。これではペナルティーにならない。大阪府社会保険事務局及び大阪府知事は、何故容認するのか。これでは不正を働いても施術管理者たる柔道整復師をとっかえれば良いということにならないか。事務局や大阪府は施術所を承継した者からの新たな受領委任払いの取扱いの申し出を何故に承認するのか。不正をはびこらせてはならないと考える。
# by ueda-takayuki | 2007-11-09 15:07

ジェットスリムから読み取ること

エステサロンで結構有名なジェットスリム(運営母体はラ・ラビ)が経営悪化のため社員を大量解雇して他社に営業権を譲渡するということは新聞でも報道されたところである。大阪では社員400名で50店舗もある、まさにエステティックサロンの大手なのに、原因は何かと言うと、光脱毛機を使った脱毛行為が医師法違反に抵触する恐れがあるとされたことだ。このことから光脱毛をやめたことによる資金繰り悪化だということだ。
療養費は保険給付であることから「譲り渡し、担保に供し又は差し押さえてはならない」のであるが、ファクタリングシステムにより債権と看做して譲渡することを展開しているところは、今後関西を中心とした柔道整復バッシングのなかでここを攻められ行政も「健康保険法上給付の保護の規定に抵触するから認められない」と明言したなら、運営などできなくなるのではないか?
# by ueda-takayuki | 2007-11-07 10:55

医科の診療報酬下げ要求をどう見るか

財務省は昨日の5日、来年度予算編成に向けて医療機関に支払う診療報酬の引き下げを求めるため財政制度等審議会で方針説明をしたことをご存知か?医科本体を5.3パーセント引き下げる案の提示があった。このまま決まるわけではもちろんないが、留意すべきは過去から療養費の料金改定は医科の半分の率で上げ下げしてきたところ。そうすると来年6月の料金改定は2パーセント程度の引き下げになることがここからは読み取れる。
財務省の財政審提示案にかかわらず、日本医師会はすでに先月5.7パーセントの診療報酬引き上げを求めている。あはき柔道整復各社団法人は財務省提示案に対する平成20年6月の料金改定にかかる対応案としての料金引き上げ案を作成しているのでしょうか。まだならば早急に引き上げ率を詰め、議論に供していかないと、大幅な料金減額を突きつけられることになります
# by ueda-takayuki | 2007-11-06 15:04

鍼灸師に対する国保審査会の攻撃について

保険で鍼灸治療を進めるのは何といっても患者のためになるものと思い、使い勝手のないたったの1,500円程度の鍼灸療養費でも頑張っているのに、それに制限をかける保険者が多く、新たな手法をどんどん取り込んでくる。医師の同意書を保険医に書かせない嫌がらせの取り組みは枚挙に暇がないが、鍼灸師の療養費は支給するのに、この療養費に同意書を作成した保険医の診療報酬明細書(レセプト)で当然請求できる「同意書交付料100点=1、000円」について保険医療機関及び保険医療養担当規則17条に記載のある「保険医は患者の疾病又は負傷が自己の専門外にわたるものであるという理由によって、みだりに、施術業者の施術を受けさせることに同意を与えてはならない」ことをもって、医師の収入になる診療報酬からこの同意書作成料1,000円を減額して支給しないという荒業に出てきた国保審査会がある。同意した医者に精神的な嫌がらせをするのに加え、文書作成料までカットすることにより、同意書を書かせない、鍼灸師に関わるとろくなことにはならないという方向に持っていくのだ。恐ろしいことだ。各県の県医師会や市医師会のレベルで鍼灸療養費の医師の同意をさせない取り組みが行われているが、鍼灸治療に理解をされているドクターを何とか守っていかなくてはならない。早速上田は不服申し立てをはじめとする闘争準備に取り掛かる事とする。
# by ueda-takayuki | 2007-11-06 11:21

所沢の国立リハセンターに行ってきました

先週の2日(金曜日)に埼玉県所沢市にある「国立身体障害者リハビリテーションセンター」に行ってきました。理療教育部を訪ね、芦野純夫先生と2時間半にわたりお話をすることができました。芦野先生は視力障害の方に鍼灸を教えている厚生労働省の教官ですが、関係法規にお詳しく、医業と医業類似行為に関する講演・論述がたくさんある先生です。鍼灸師や柔道整復師が免許を取得した上で行う鍼灸・柔道整復が医業の一部であることは私もひろく訴えているところですが、先生からはさらに突っ込んだ説明を受けとても勉強になり有意義でした。
私は免許を取得していない者が行う鍼灸施術を“医業類似行為”の中に入れていましたが、これは誤りで、正しくは、あはき法1条違反の“無免許施術”であること。そして、カイロプラクティックや整体が法理論上は「指圧」の免許制の行為となっているので医業類似行為ではないという解説もありました。私は国家資格に乗っていないものを単純に医業類似行為と一括していましたがそうではないことを教えてもらいました。医業と医業類似行為について、今後とも腰を据えてじっくり勉強し研究を重ねていきたいです。
# by ueda-takayuki | 2007-11-05 11:32

名古屋のさくらリバースさんと懇親しました

一昨日の30日、名古屋の㈱さくらリバースの森田さん・丹羽さんと3人で柔道整復・鍼灸治療院での現況などについて話し合い、懇親を深めました。柔道整復療養費の支給事務にあたり、健保組合の一部が事務処理をせず、“返戻”してくるため困っている事案について相談がありました。受領委任払いの契約では、返戻は「不備返戻」しかありません。支給できないのならば、保険者はきちんと不支給決定をすべきです。不支給決定に不服があれば、患者・柔道整復師側は審査請求が出来るわけですが、返戻をされるとこの審査請求ができません。支給出来ないのなら保険者は不支給処分をすべきであり、返戻を乱発するのは単に審査請求逃れの術であるという事等について情報交換しました。
3人で飲んだワインは、Corton Charlemagne(コルトン・シャルルマーニュ)でした。とても美味しかったですね。
# by ueda-takayuki | 2007-11-01 11:10

昨日のムーブで取上げられた柔整師の不正・犯罪事件

昨日29日の朝日放送ムーブ!の疑問で、大阪で発覚した柔道整復師が関与した不正請求事件及び保険給付金詐欺事件が取上げられていた。番組は従来から柔整バッシングを内容としたものであることから、このような柔道整復師の行った不正犯罪行為は番組にとってまさに「格好のネタ」に違いない。番組で取上げないわけがない。
柔道整復師大平恵一が大阪府国民健康保険団体連合会職員44名と共謀し、実際には施術していない施術所にて施術したとして柔道整復術療養費を不正請求していた事件は、この上田のブログ25日付でも書いたところであるが、すでに受領委任取扱いが中止となっても、不正利得額の返還がされていない。また、大阪狭山市役所の職員と結託して、国保の高額療養費1億円の詐欺をはたらいた柔道整復師田口謙容疑者である。
2件とも一部新聞やネット上で実名報道されているところ。私も柔道整復師として、柔道整復業界のために日々全国を廻り一生懸命仕事をしているし、皆さんも日々患者さんに向き合い痛みをとるための治療活動に余念がないところ、このような柔道整復師の不正犯罪報道を聞くにつけ情けない思いでいっぱいになるだろう。朝日放送ムーブは大阪を主体に関西地区限定でのローカル放送であることから全国ネットではないものの、是非全国の柔道整復師の先生方にも見ていただき、事の重大さに気づいていただきたいです。ムーブはそもそも柔道整復師バッシングのための内容をするのですから、今回の事件で今後、益々血気盛んに柔道整復攻撃に拍車がかかることでしょう。この台風はドッカと関西に根を下ろしましたので、「嵐の過ぎ去るのをジッと待つ」手法は通用しません。一部の健保の保険者の療養費担当者が言っていた柔道整復師は犯罪者集団という発言をフザケタ発言といえない様な状況になるのはほんとうにマズイです。ムーブの番組の狙いはまさに柔道整復師から健康保険を取上げること」と推察いたしております。公的機関である市役所職員や府国保連職員が、詐欺や不正をはたらくのであればどんな保険金詐欺も可能ではないですか?徹底的に真相究明され、厳しく罰せられるのは当然でしょう。
大阪狭山市の高額療養費詐欺事件は、あの大阪地検特捜部が調べているので1億円の高額療養費詐取以外にも立件が広まることも十分考えられます。高額療養費のほか柔道整復術療養費にも大量なる不正請求があったとしたなら、ムーブも一気加勢に攻めてくるでしょう。「こいつらは運が悪かっただけ」「見つからなければ何をやっても良い」などということではないのだ。今回の2事件が業界に与えた影響は計り知れないほど大きい。近々さらに複数件の、それも保険療養費不正に関する事件が発覚したなら、いくら国が「患者のために受領委任払いを見直すことは考えていない」と保険継続の意向を示しても、甚だ心配で心もとない状況に追い込まれるのではないだろうか?
長くなってしまいゴメンナサイ。
# by ueda-takayuki | 2007-10-30 12:38

上田たかゆきオフィシャルブログ


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