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柔道整復師の審査委員会の設置及び指導監査要綱の改正

平成24年3月22日付保発0322第3号で通知された柔道整復審査委員会の設置及び指導監査の改正通知によれば、国保審査会が多く設置されていることに鑑みて、審査委員会の当事者として都道府県民生主管部長又は国民健康保険団体連合会理事長を加えるとともに、審査委員の施術担当者を代表する委員を推薦する場合の欠格事由を明記された。
欠格事由とは、具体的には、「公平・公正な審査をなし得る者」で「受領委任の取扱いの中止措置を受けていない者」であるという、内容的には常識的なところ。
by ueda-takayuki | 2012-03-26 15:09

コメディカルではなく「パラメディカル」

社団の柔道整復師会役員の先生からのご質問で、「パラメディカルという言い方とコメディカルという言い方があるがどちらが妥当か」と訊かれた。
このことについては、NTT関東病院血液内科部長の浦部晶夫医師がからだの科学NO217号の「おかしな言葉」というコラムの中で書かれている。紹介すると「最近使われるようになった言葉の中で、少しおかしいなと首をかしげるようなものがある。種々の領域でそのような言葉があるが、医学関係では、「コメディカル」という言葉がその一例である。パラメディカルのかわりに使われることが多い。ParamedicalはWebsterやOxfordの英語辞典にものっている言葉で、医師の仕事を助けるという語義から広く医師以外の医療従事者の仕事を意味する形容詞である。この場合のパラは「近くの」という意味で用いられる接頭語である。パラのつく医学用語には、麻痺を意味するparalysisや両下肢の麻痺を意味するparaplegiaなどがある。パラのつく言葉にはparadiseやparamountなど良い意味のものも多いにもかかわらず、パラは麻痺などを意味する悪い言葉だと早とちりした医師がパラメディカルという言葉はよくないと言いだし、かわりにコメディカルという言葉がわが国では使われだしている。コを「一緒に」という意味の接頭語と考えているのであろうが、co-medicalは元来comedicと同義語で、「喜劇風の」という意味の言葉である。」と書かれている。
このことについては、永らく海外でお暮らしになっていた横浜医療専門学校の芦野純夫先生の解説によれば「医療機関で医師の指示により協力業務を行う医療施設従事者は、正しい英語ではパラメディカルで医療現場でも長年そう呼ばれてきましたが、麻痺のパラフィジスを医療現場で「パラ」と略称していたので、小説『パラサイト・イヴ』の影響で「寄生する」の意味に誤解したこともあるかと思いますが、英語が余り出来ないお医者さんが、協同を意味する接頭語Coに替えてあげようとコメディカルと言いだして多くの人達が真似しだしました。私は元々馬鹿げた呼び替えだと思っており、本来のパラメディカルを使い続けていますが、以前『医道の日本』にコメディカルは間違いと書いた折に、編集部から英和辞典にも載せられているからと言われて困りました。 ―略― パラメディカルが正しいからというより、コメディカルはここにもあるように「喜劇的な」や「滑稽な」という、コメディーの形容詞となるので医療施設従事者に本当はもっと失礼になるわけです。パラという接頭語は天国のパラダイスや山の頂きのパラマウントのとおり、傍らというよりもそれを超越したという意味もあるので、使いだしたお医者さん達もそれを意識していたのかも知れませんね。なお、鍼灸師や柔道整復師は医療施設従事者ではないので、この「パラメディカル」には含まれません。同じ医師の指示下にはない、身分法も医療法でも別枠の歯科医師がパラメディカルでないのと同じです。」と教えていただいた。
大変ためになるお話であるので、ここに紹介させていただきました。
by ueda-takayuki | 2012-03-19 14:08

上田たかゆきオフィシャルブログ


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