<   2009年 10月 ( 8 )   > この月の画像一覧

自家診療の禁止

柔道整復の保険請求にあたって、これだけ柔道整復師互助会請求(仲間うちで互いに請求)の実態があるのだから、自家診療(親兄弟、従業員分の請求)についても当然制限される必要性について議論すべき。
ただ、医師国保はすでに自家診療禁止しているが、病院の従業員が自分の勤務先のドクターから得た医師の同意書で鍼灸マ療養費を請求しても「自家診療」とされて支給が制限されるのは、ちょっとおかしいのではないか。
医師国保あて疑義照会文書を送付して医師国保の考えを確認してみます。
by ueda-takayuki | 2009-10-30 15:11

膨大な文書の作成です

日本郵船健保の件が決着したので、次のテーマで仕事に着手しています。
先ずは、柔整とあはきの両方の免許をもっている者であっても、鍼灸整骨院の施術室は別々に2つに別けなくてはダメという26日から大阪市保健所で始まった指導を撤回させる取組み。これを許すと15の問題点が出ます。
参考までに羅列します。

どなたか知識のある方は御回答願います。

①あはき師等法も柔整師法も身分法上においてどのような業があはき業か、どのような業が柔整の業か、法律上においては何らも規定されていない。また、業を定義していないことから、どのような施術行為があはき施術か、どのような施術行為が柔整の施術か、法律上において施術内容や施術行為自体をも何ら規定されていない。

②法律で業や施術内容を規定していないにもかかわらず、1人があはきと柔整の両方の免許を有している場合に、同一人の行う柔整施術とあん摩マッサージ指圧施術との相違について行政である保健所は認識できないと推察するが、そうであれば、それぞれの専用の施術所で行われる施術の違いについてもまた何ら明示できないと思われる。

③行政の指導どおりの2室各々6.6平方メートル以上の施術室を設けることができないことからやむなく、勤務する柔道整復師・鍼灸師を解雇した場合に、雇用されていた又はこれから雇用される予定であった者が、雇用主としての開設者を相手取って損害賠償請求訴訟を提訴した場合に、当然「国の指導に従っただけ」との主張を展開することとなる。保健所の行政指導に従っただけの雇用主が民事訴訟の被告となる場合が発生する。

④介護保険におけるデイサービスの機能訓練指導員の立場でのあん摩マッサージ指圧師と、同じく機能訓練指導員として機能訓練にあたる柔道整復師は、機能訓練を行うにあたっても、それぞれ別室を設けなければならないということになるのか。また、あん摩マッサージ指圧師の行う機能訓練と柔道整復師の行う機能訓練は別の施術となるのか。

⑤柔整施術の後、鍼灸施術を行うにあたり、患者に対していちいち「隣の室にある治療用ベッドに移動してください」と患者に移動を強要しなければならないが、施術中に一旦ベッドから起き上がり、歩行させて別室に移らせたうえ、別のベッドに再度施術を受けるための準備をしてもらうことの手間を、患者の立場からして、どのように考えるか。あまりに煩わしくないだろうか。(具体的事例①:鍼灸と柔整の場合―鍼灸治療を希望する足関節捻挫の患者を鍼灸施術室のベッドで鍼灸治療した後、包帯固定を行うにあたって柔整施術室まで歩かせて柔整施術室のベッドで包帯固定をしなければならない。具体的事例②:あん摩マッサージ指圧と柔整の場合―柔整治療を希望する足関節捻挫の患者を柔整施術室のベッドで電療等の物理療法を実施した後、患者をあん摩マッサージ指圧専用施術室まで歩かせてマッサージ専用のベッドに移動させてマッサージ施術を行い、その後、再度マッサージ専用施術室から移動してもらったうえで柔整施術室にて包帯固定を施すということか。この段階で、「ついでに肩こりに効果のあるマッサージをお願いします」と患者に言われたならば、再々度ベッドから起き上がってもらって歩いてマッサージ専用施術室まで移動させると言うことが現実的対応として可能なのか)ということ。

⑥開業者が既存の施術室について各々6.6平方メートル以上となるように施術室を2室に分割する指導を受け入れた場合には、当然ながら相当額の工事費が発生することになる。

⑦施術所には専門学校に通学している学生等、無資格者が「助手」ということで施術の補助にあたっている場合がある。あはきの専門学校に通学している柔整師は、あはき専用の施術室で助手をする場合には解雇されるということか。

⑧物理的に施術室を分離できずに、2室を設置できない場合、柔整のみ施術した後に、「鍼灸治療は室がないので他院に行ってくれ」と患者に言うことになるのか

⑨医療賠償責任保険の保険給付にあたり、柔道整復施術室で発生した鍼灸施術事故(例えば折鍼など)に対しては、賠償保険が適用されないということか、また、鍼灸施術室で発生した柔整施術事故(例えば圧迫骨折事故など)に起因する患者からの訴えによる保険金の支払いや損害賠償に関して、専用の施術室外で行われたものであることを理由に保険対象とされないか。

⑩保険医療機関の中で鍼灸師による鍼灸施術が行われている実態に鑑みた場合、医療保険を所掌する部局(厚労省保険局医療課や地方社会保険事務局)は、「サービス(無料)で行われている鍼灸施術であれば、好ましくはないが混合診療に当たらないので、取り締ることはできない」と回答されるが、医療機関内で鍼灸施術が行われる場合は医師が治療行為を行う診療室とあはき又は柔整のそれぞれ専用の施術室を設けるように保険医療機関を指導しているのか。すなわち、相当数の鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師が免許された施術行為を患者に施すために医療機関内で勤務し活躍している実態にあるが、医療機関内において免許で許された範囲内の施術を行うに当たっても、「あはき又は柔整それぞれの専用の施術室」を「医科本体の治療室」とは別に設置するように指導しているのか。

⑪上記⑩の場合、保険医療機関においてあはき及び柔整の専用の施術室を設置できなければ、医療機関内で雇用されるあはき師、柔整師は医療機関から解雇されるということでよろしいか。

⑫上記⑩の場合、医師があはき施術及び柔整施術を行うときは、医師の診察室とは別に、あはき専用の施術室と柔整専用の施術室を医療機関内に設置しなければならないか。

⑬あはき師法第9条の3には出張のみの業務の届出の規定があり、専ら出張のみによることも法律上認められている。出張のみのいわゆる往療のみの施術の提供が本法で認められていることから、あはき施術を行うにあたっては行為の場所を限定しているわけではない。出張専門が許されていることに鑑みると、決して施術場所を限定・限局された免許ではないと言えないか。

⑭あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師は身分法上では同一法令であるが、免許は3者それぞれ異なる。施術内容の区別も柔道整復師と同程度以上はある。にもかかわらず、衛生法規上、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師がそれぞれ法的に区別されない条件は何か。

⑮鍼灸業界では、あはき師等法から、はり・きゅうを独立させる考えがあり、すでに社団法人日本鍼灸師会では議論されている。仮に将来、鍼灸単独法が立法化したなら、鍼灸専用の施術室とは別に、あん摩マッサージ指圧専用の施術室と別けて設けることを指導することになるか。
by ueda-takayuki | 2009-10-30 15:05

大手企業は財政的に厳しいとのこと

来年夏の参議院選挙に向け、政財界の方々にお会いする機会や、パーティーに参加することが少しずつ増えてきた。一流企業の経営者幹部の方々と名刺交換し懇談する会話の中で、一流企業とはいえ、財務的には厳しい状況が継続していると言う。2010年3月期の連結実績予想を下方修正する一流の企業が続出。200億、300億円の最終赤字などよくあることで、従来の予想に比し赤字幅が拡大しているとお話されていた。考えてみると、彼らの企業は皆単一の健康保険組合を有している。本体がそうならば、健保組合も給与の減額等による健康保険料の伸び悩みを抱え、健保組合財政も厳しいことが容易に想像できた。
高齢者にかかる支援金や納付金等で財政基盤の半分をももっていかれるのに、これから後期高齢者医療制度が廃止されて、更なる財政出動を健保組合等の被用者保険制度に頼るのであれば、健保組合の保険者が絶対に納得できないのは当然のことだ。
10年以上かけてつくった後期高齢者医療制度をどのようなスケジュールで廃止するのか政府・与党の基本的考えを早急に知りたいです。
by ueda-takayuki | 2009-10-28 12:20

日本スポーツ整復療法学会に参加しました

長野県菅平高原にある大原学校の研修施設において開催された日本スポーツ整復療法学会に講師として御招き戴き、一昨日の24日の土曜日に、2つ担当させてもらいました。
夜の懇親会は長野市内まで繰り出し、楽しいひと時を皆さんと過ごすことができました。
特に、社団法人長野県柔道整復師会の多くの先生方には大変お世話になりました。
今後とも上田たかゆきは御期待に沿えるよう頑張ります。
ありがとうございました。
by ueda-takayuki | 2009-10-26 12:12

過去に解決済みなのに何故今頃

柔整とあはきの両方の免許を持っている治療家が施術を行う施術室は、別段あはき用と柔整用に別けなくともよいということは、少なくとも平成4年3月の段階では国(厚生省健康政策局:当時:医事課企画法令係回答の問いと答え)が書いた書面があるにもかかわらず、大阪市保健所では「一人が両方の資格を有していても施術室はそれぞれ別けなければならない」旨の指導を今月から始めた。
私としては、これは本省で解決済みの案件であり、施術室を分離しなくとも良い扱いであることを当局に御説明した。
しかしながら現場の保健所は本省である厚生労働省の見解が「法律別にそれぞれ別けなければならない」との指示があったことを理由に、指導を止めないという。
このことについて、取り組むこととした。併せて、本来はあはき師等法施行規則及び柔整師法施行規則にある「専用の施術室」というのが、法律別に専用と解釈するのではなく、治療を行う専用の施術室を設けることを指しており、複数施術者がいても治療専用の施術室であれば宜しいのであり、法律ごとに分離することを求められているものではないことを、今回の事案を契機に行政側と詰めていく。
by ueda-takayuki | 2009-10-21 14:15

上田たかゆき通信VOL3が完成しました

私の日々の活動状況や、業界誌への投稿記事等をまとめた、「上田たかゆき通信」の第3弾が完成しました。
会員の皆さんには送付いたします。114ページの冊子となっています。いずれホームページ上にも載せることを考えています。
by ueda-takayuki | 2009-10-13 14:52

努力が実ればいいのですが

全柔協の九州・沖縄・中国・四国の支部会にお招きを受け、10月11日~12日一泊で山口県の長門湯本温泉の会場に行きました。夜の懇親会では約100名の方々と御一緒し、何人かの治療家達と意見を交換することができました。
全柔協の会員の先生方は、政治力が業界にはどうしても必要であるとの認識ですから、私を応援してくれます。他の団体に行くと、業界には政治家は要らないとか、上田さんは寝ていて何も仕事をしないでジッとしていて欲しいと言われることが結構多いですが、全柔協の各支部会では、このままではいけないということで思いを同じにすることが沢山あります。
参加者の皆さんから勇気をいただきました。ありがとうございました。
by ueda-takayuki | 2009-10-13 14:47

マッサージ課程の不認可決定について

来年4月予定で長野県と佐賀県の専門学校から申請の上がっていた、あん摩マッサージ指圧師課程の良性課程設置の申請については、医道審議会の分科会において認定しないことが決まったという。
関係者が苦心を重ね、県下の関係団体の了解を取り付け、何とか県当局に受理され、その後地方厚生局までクリアーして厚労省医政局に辿り着いたもの。しかし、結果としてこの申請を認定しないという。
そうすると、今後ともあん摩マッサージ指圧師課程設置は認められないということが立証されたのである。
視力障害者の保護の見地ということがあると思う。しかしながら、マッサージ課程を解禁しない限り、無資格者の野放し状態は今後も続く。マッサージ課程の新設を厳しい条件を付すもとりあえず認めて門戸開放し、その代わり、無資格マッサージは厳しく取り締るという、本来のあはき法が求める医業類似行為者取締りに向け、舵をとる機会だったかもしれない。
この2つの問題はリンクしていることを理解できる者は少ない。医療マッサージがどれだけ臨床効果があり素晴らしいものか、そしてマッサージの医科学的な効果効能の理論的学術的な展開の場の構築に門を閉ざしたことになるのが解からないのでしょう。このままのほうが行政も仕事が増えないので好都合なのでしょう。
今後も無資格者の取り締りは行われないまま野放し状態が続きます。
治療を目的とした医療行為の手技療法は、法令上の仕切りとしてはあん摩マッサージ指圧師の資格の元に立派に指圧師業務となる(例えばカイロプラクティックや整体)のに、マッサージ指圧師課程に事実上養成課程が作れない現状である。
マッサージ課程を増やさないということは、無資格者問題も解決できないと考えます。また、今後とも学術医科学的にはマッサージの展開が望めないと思います。
あはき等法19条にかかわらず、解禁についてちょっとでも触れると、バッシングの嵐になりますので、多くは語りませんが、少なくとも厚労省マターでの設置は無理であろうと思われます。
by ueda-takayuki | 2009-10-08 11:35

上田たかゆきオフィシャルブログ


by ueda-takayuki
プロフィールを見る
更新通知を受け取る