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療養費の請求実態と10月以降のこと

厚労省の頻度調査結果の回答を分析すると保険請求実態がいろいろ分かってくる。柔道整復では87.2%が具体的負傷原因を記載していないこと、5.1%は柔整師による代理記入での押印有り。
鍼灸の41.8%が腰痛での請求、関節症でも2.8%支給されていることや2術請求が96%を占め1術請求はわずか4%に過ぎないこと、22.2%が2年以上の長期請求。
マッサージ療養費では2キロを超え8キロまでの請求が53%あって、8キロ超える請求も5%あることなどなど。情報の宝庫ですね。詳細につきましては今後鍼灸柔整新聞などの業界紙に連載して情報を発信していきます。
また、10月以降の柔道整復師の新協定・新契約の社会保険事務局に替わる当事者は誰かということについては、まだ通知が出ていないことから決まっていないのだろうと思います。このことは私も業界誌から執筆をお願いされていますが、情報を持ち合わせていませんので本当のところは分かりません。来月の上旬には国から通知が出ると思いますので確認してからということになります。
by ueda-takayuki | 2008-08-29 12:14

柔道整復の労災料金改定について

厚生労働省労働基準局長から柔道整復の労災料金改定の通知が発出された。9月1日から、①初検時相談支援料100円を新設する、②往療料を10円マイナスして2,230円とする、内容であった。
6月1日から適用されている厚労省保険局長通知による健康保険療養費の料金改定と同じ流れであることから、適正化対策は盛り込まれなかった。
by ueda-takayuki | 2008-08-28 12:24

健保組合解散ラッシュか

8月1日付けでカンガルー便で全国的に有名な岐阜の「西濃運輸健保組合」が解散となった。財政難からだが原因は拠出金等の支払にあるのは明らかだ。西濃運輸健保には、私も在職中にとてもよくしていただき、お世話になりました。常務理事さんはじめ事務スタッフの方々にお世話になりましたので、解散と聞いて驚き、また本当に残念に思いました。
これで1,500組合丁度となった健保組合であるが、退職者医療拠出金や老健拠出金、後期高齢者医療支援金で多額の負担を健保組合にさせ、さらには政管健保の国庫負担分のうち750億円を今年度限りで負担させると新たな負担を強要するのみならず、この国庫負担を今後とも「恒久化」する動きもあるという。これでは健保組合にドンドン解散しろと言っているようなものだ。
健保組合が地道に経費節約しているのに、それにお構い無しに「あるところからぶんどる」国の姿勢に、将来の健保組合財政を悲嘆するのは当然です。悲観的な見方しかできないのでありますから、今後とも一流企業の単一健保で解散を選ぶ組合が出てきます。財政的に脆弱な総合健保も解散を選択する動きが加速します。
結果として、みんな政管健保(10月からは協会けんぽ)に移管していくのであれば、何のための医療制度改革だったのか、と疑問を持ちます。
by ueda-takayuki | 2008-08-27 16:20

厚労省の混合診療解禁に対する考え方

厚生労働省ホームページに今月12日での“規制改革会議中間とりまとめに対する厚生労働省の考え方”が掲載されています。これによりますと、8ページ混合診療禁止措置の撤廃というタイトルで規制改革推進会議の解禁主張に対し、従来どおりのスタンスを採っていることが分かる。
混合診療の原則禁止措置が遠隔医療・医師不足・医療崩壊に関与すると論じることは妥当ではないという主旨です。混合診療禁止措置の撤廃は不適当という相変わらずの厚労省の主張ですね。
この混合診療禁止措置が鍼灸治療院に与える影響は何かというと、混合診療解禁が保険医療機関内で公然と低廉価格で鍼灸施術が行われることを意味します。現在も医療機関では実際鍼灸治療が行われていますが、病院側の説明では「サービス(無料)でやっているのだから、患者に不要な負担をさせていないので、混合診療にあたらない」と言って逃げます。今時無料で治療するなんて考えられませんが、病院内で働く鍼灸師は「混合診療解禁になってもらいたい」と開業者と反対のご意見です。「病院内で鍼灸治療を公然とできるようにしてください」と医療機関で鍼灸をやっている治療家にお願いされることも多々あります。
私が「鍼灸師のために頑張ります」と言っても、鍼灸師が開業者か病院勤務者かだけでも全く考えが違うのですよね。
by ueda-takayuki | 2008-08-25 17:04

岡山へ行ってきました

昨日は岡山市の「朝日医療専門学校」に赴き、同校卒業生の開業されている治療家にお話をさせていただきました。予定時間をオーバーしてしまいましたが、最後まで聞いて頂きありがとうございました。
本日久しぶりに職場に出勤して、メールを空けたところ、100近い数がありました。これから開いて読みますが、これを読むだけで本日は終わってしまいそうです。
by ueda-takayuki | 2008-08-18 11:12

頑張ります

過日は支払基金に物申してきたら逆に審査委員の医師に攻められ、言い負けてしまって「裁判提訴の元気はない」などと弱音を吐いてしまったが、このままでは鍼灸の医師の同意については①外科・整形外科以外の同意書は認められない②診察日と同意日が同一なら認められない、という動きが拡大するので、鍼灸を保険で受けたい患者のために、このまま黙ってはいられない。療養費の側から攻める論法を考えます。常日頃、全国への出張が多く、職場のパソコンに向かう時間が無いだけで、活動を中断しているわけではありません。自宅のパソコンはメール機能が使えないだけです。
私を応援しない人たちの誹謗中傷には負けずに、応援して下さる人のためと患者さんのために今日も頑張っています。明日は名古屋に出張です。夜は徹底的に飲み明かす予定です。
by ueda-takayuki | 2008-08-11 14:24

50歳になりました

いつまでも若いと思っていても上田も昨日10日で50歳だよ。もう「若手」なんて恥ずかしくていえないですね。そういえば、二日酔いもかなりつらくなってきたし、駅の階段もエスカレータ使うし、若い女の子とも会話が全然弾まないし、おやじのグループにいるほうが安心できることを考えると、年をとったねえ。白髪も増えた。あと何年ぐらい働けるかな。まだまだ10年は頑張れますよ。
by ueda-takayuki | 2008-08-11 12:12

10月以降の保険のこと

本年10月以降の保険の取扱いについては、鍼灸柔整新聞8月10日付の第838号6面にも書いておきましたが、政管健保が協会けんぽに変わるだけでなく、柔道整復療養費では柔道整復受領委任払いの契約当事者が変更となることから、新たな協定契約がどうなるかだ。受領委任の取扱い自体が見直されることはしないと福田総理の答弁書にもあったことから保険は引き続き認められるが、テレビ新聞等の報道や経済財政諮問会議民間議員から発言のあった「柔道整復の不正請求問題」について何らかの縛りが盛り込まれると考えるのが常識だ。単に開設者の適正化や領収書交付の義務化に止まるのか、新聞にも書いたとおり更なる適正化方策を打ち出すのか。厚労省や社会保険庁に確認しても「決まっていないので言えない」と教えていただけない。大幅に人員削減されたうえで勤務評定制度が導入された少数精鋭の全国健康保険協会都道府県支部」の職員。社会保険事務局や社会保険事務所からの移行者が大幅に抑えられたので、全くの「素人」さんも数多で構成される。窓口はおそらくは県で一箇所だと思うが、それさえも明確には分からないという。
一方、鍼灸マ療養費について、協会けんポの設立を理由に償還払いを強制することはしないと行政は仰っているが、健保組合で償還払いに移行する保険者が増加してきましたね。このことを一覧表に整理して、また鍼灸柔整新聞などを通じて情報を発信していきます。
by ueda-takayuki | 2008-08-08 14:05

大阪府の支払基金に行ってきました

この前、大阪府社会保険診療報酬支払基金に行ってきました。保険医療機関から提出のあった診療報酬明細書上で請求した「同意書文書交付料100点」が減額査定された件に対して不服であるからとの私どもの申し出に対し設定された、「再審査」の席上に赴いたところ。支払基金の審査医師数名と議論させていただいたが、審査医師は「診療担当者(保険医)としての医学的判断が何らなされていない」ことを理由に認めないという。私からは通知による説明をしたが、ご理解頂けなかった。支払基金の整形外科の審査医師が、今後、内科医小児科医等、外科整形外科を標榜しない医師の鍼灸同意について同意書交付料を認めないとか、診断日と同意日が同日であれば同じく同意書交付料を認めないというのであれば、100点減額された同意医師はおそらくは今後同意をしてくれないだろう。このことは鍼灸の療養費請求ににブレーキとなり不都合だ。
審査医師は「医師が単に患者や鍼灸師から頼まれたから同意書を書いたなどというのであれば、医学的判断がなされていないのだから、そのようなものに100点加算するなど認められない」ということですが、同意書交付料が認められないその「同意書」で支給された療養費は不支給なのか?交付料を減額査定した事実を療養費支給決定した保険者へ連絡するのかなどを問いただしたところ、「特別会計である療養費のことについては、支給されようと不支給になろうと支払基金としてはコメントも判断もしない。する権限もないし義務もない」という。社会保険診療報酬支払基金法によれば、再審査に不服のある事案の救済措置がない。しかし、これで裁判というのであれば、現状では提訴する元気は私にない。
by ueda-takayuki | 2008-08-06 12:31

上田たかゆきオフィシャルブログ


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