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柔道整復学校公開教員研修会で講演してきました

9月1日から2日間の日程で福島県郡山市で行なわれた「(社)全国柔道整復学校協会教員研修会」に参加した。一日目の中で「健康保険制度における柔道整復療養費の動向と今後の展望」と題し、お話させていただいた。
3年生の専門教育から4年生での「大学」への移行が今後のトレンドとなりつつあるが、教育を終え卒業し国家資格を得て柔道整復業界で生きていくにあたっては、各柔道整復師におかれては保険の取扱いである「柔道整復療養費の受領委任払い協定(契約)」による保険請求で生計を立てていくこととなる。(柔道整復が医業であるにもかかわらず、医業類似行為と教えてはいませんか?)(私はアロマテラピーやリフレクソロジーの団体には医業類似行為であるから保険は使えないのだと説明してきたが)現在、保険の取扱いについての学習が学校教育の場でのカリキュラム上にない。学校教育の場で保険にかかわるカリキュラムの構築が可能なのか、(先ずは「学の構築」ができるのか)、(学校での授業内容と現場の臨床での治療内容の大きな乖離)また、その場合の諸問題を論ずることにより、結果として大学への移行の是非に関する論拠を見出すことが狙いである。(移行大賛成、既に大阪では民事再生法の申請をしているような潰れる学校も実際に出てきた。勝ち組と負け組みにはっきり分かれ始めた。)
学校教育の場で職業人・医療人としての育成という中での現況を①カリキュラム②保険局及び厚生局時代の投書の件)③倫理教育④ペナルティーの実態(行政処分者)毎にお話した。併せて柔道整復学校教育に保険制度教育が必要か否かについても、柔道整復研修試験財団における卒後臨床研修(僅か2時間だが担当させていただいた保険制度)での当該分野をも参考にして話した。
柔道整復にかかる職域の拡大や可能性等(評論家的に第三者として考えるのでない、当然拡大していくというスタンスで)、既に発生している諸問題及び今後新たに発生する問題点についても解説してみた。
既に定員割れの学校が多数出現している実態があるが、柔道整復師が「食べていける」免許ではないと認識され始めているのかどうか。柔道整復療養費に関する不安材料を払拭・除去するため、柔道整復学校において対応可能な事項について明らかにし(なんと言っても医業であると教えること)、実行に当たっての問題点を整理するための一助になれば幸いであった。また、私がかねてより業界紙面等で訴えている具体的な提案としての、①療養費取扱いのための試験制度の導入②開業・保険取扱いの条件としての免許取得後一定年限の実務研修③供託金制度の設立④ファクタリングシステムの療養費取扱いからの排除、など業界に求められる課題についてもお話させていただきました。
懇親会でも幅広く懇親を深めることが出来ました。
by ueda-takayuki | 2007-09-03 12:25

上田たかゆきオフィシャルブログ


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