何がプラス改定だよ 何の意味もないからまだまだこれから療養費取扱高・支給額は減っていくこと必至


平成30423日に開催済みの社会保障審議会医療保険部会柔道整復療養費検討専門委員会とあん摩マッサージ、はり・きゅう療養費検討専門委員会での資料により、すでに本年61日改正の療養費料金改定案が金額を含め公開されている。ほとんど変更なくこのまま通知されると思う。プラス改定といっても何らのメリットもない。再検料が80円上がっても、再検料は2回目の施術日のみだから、毎回取れるものでなければ意味がないのだ。新たに設けられる「柔道整復運動後療料」は後療料の加算として算定するのだろうね。骨折と不全骨折・脱臼の後療料だけだ。打撲と捻挫には付かないのであるから、これも意味なし。ましてや期間・回数に制限があって、120分を1週間に1回程度、1ヶ月に5回を限度とされるのであれば、後療料310円加算できるとしてもそんなに嬉しくないし、加算しない施術者も出るだろう。使い勝手が悪いということだ。金属副子等加算の料金一本化も上田は特に意味ないし、あはきの「施術報告書交付料300円」も安すぎると思う。距離加算も4段階から2段階に包括化される。結局はプラス改定といいながら何にもいい事ない。これでまたどんどん療養費取扱高・支給額は減少していくのだ。そして、結局は「亜急性」は通知から削除されることになった。残念なことばかりである。


by ueda-takayuki | 2018-05-01 14:23

上田たかゆきオフィシャルブログ


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