オリエンタルランド健保組合の鍼灸不支給処分を概ね全面的に取消させて支払わせることになったがバカな同意医師には困ったものだ


オリエンタルランド健保組合の鍼灸療養費不支給処分の取消しを求めた審査請求の裁決が関東信越厚生局に置かれる社会保険審査官から決定書の送付を受け完了した。本件は全柔協総務部のKが主任審査請求代理人となり、上田がそのフォローをする二人体制での審査請求代理人で審査請求を行った。4ヶ月に渡っての闘いであった。被扶養者分の34万円は全額支給させることができたが、被保険者分は119日分の内74日分しか認められず45日分は不支給が妥当と判断されたその理由は、一言で簡単に表現すれば、まさに同意医師がバカであって「患者が同意書をお願い!」と言っているから、みたいなアホな回答をしたから、社会保険審査官としては「医師の医学的所見、症状経過から判断されずに発行された」と認識されてしまった。33枚にわたる社会保険審査官の決定書はそれなりに評価できるものである。バカな同意医師を教育し直すことは上田にはできないので、「頼まれたから同意書を書いただけ」と愚かな回答を医師がしないようにするにはどうすればよろしいのか悩むところだ。6疾患等であることを医師が診察の上、疾患名を特定して同意書を交付したのなら、その疾患名の特定をもって「医師による適当な治療手段のないもの」と認容されるように通知が発出されたにもかかわらず、今の行政も保険者もこれを理解できずに患者の症状が医師による適当な治療手段があるかないかを同意医師に尋ねるという愚かさだ。療養費は通知通達でやっていてはダメだ。何時までたっても埒が明かない。法令にして法律上の取扱いにしなければ、無能な保険者と勉強不足の行政職員のせいで、諸先輩の苦労が水の泡になっているのが情けない。


by ueda-takayuki | 2017-12-26 17:00

上田たかゆきオフィシャルブログ


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