あはき療養費検討専門委員会を傍聴して思うこと

平成28年12月7日(水曜日)午前中に開催された社会保障審議会医療保険部会あん摩マッサージ指圧、はり・きゅう療養費検討専門委員会を傍聴した。施術者の意見を反映する委員4名全員が交代し、会長クラスから担当理事クラスへと変更となっていた。自民党の関係議員の口車に乗せられて安心して、受領委任払いの取扱いがはりきゅうあん摩マッサージに導入されることを平成28年度の年度内に決定することを鵜呑みにして各会長の手柄にすることで委員に就任したのであろうが、この期に及んでは保険者側委員の厳しい攻撃に会い、むしろ、あはき療養費の受領委任払いの導入は困難である結論に至る可能性が大きくなったことから、責任を取りたくない者が挙って後輩に道を譲った形だ。しかし、これでは単なる責任逃れである。上田はこのことをブログや鍼灸柔整新聞に何度も書いてきたところだ。ちなみに、委員会終了後、保険者側代表の委員として活発に発言されていた委員とも上田はお話しさせていただいたところ。私の著作を自分で購入され、読んでいただいているのは光栄である。私のブログや書籍は保険者や行政側の方々が多く読まれているのだが、なぜ肝心かなめの施術者は読まないのか。健康保険組合を中心にして保険者は私のブログを“裏読み”して逆の視点から業務の参考にしているといい、まさに「最強の勉強材料」と評価していただいていることを承知しているが、私としては何となく複雑な思いである。
by ueda-takayuki | 2016-12-21 15:06

上田たかゆきオフィシャルブログ


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