奈良県後期高齢者医療は患者を恫喝する疑いのある照会の仕方をしているのではないか
2016年 03月 23日
しかしながら、奈良県後期高齢者医療広域連合が行う電話による患者照会について、当方組合員へ患者さんから相談があったことから、情報提供を行うと共に照会させていただくこととした。
まず、電話での問合せについて、広域連合から委託された業者からの電話連絡だったという情報提供があったのだ。既出の4課長連名通知では、民間業者への事務の外部委託における留意事項として被保険者等からの聞き取りは外部委託することができないと明記されているではないか。もっと勉強してほしい。もしこの情報が確かであるとするならば、外部委託点検業者の電話による被保険者等からの聞き取りは認められていないことから、強く抗議する。このような高圧的な電話連絡を患者に対して行う外部委託業者の業者名を明らかにしてほしい。当方から直接厳しく指摘させて頂きたいと考える。
また、広域連合が行う電話による患者照会について、患者さんから「怖い」という相談が寄せられている。昨今では電話を使った詐欺事件も横行しており、特に単身世帯の高齢者にとっては、訳のわからない所から電話で質問されたと、不安に感じられるようである。電話連絡の主旨を懇切丁寧に説明を行うなど、患者への精神的な負担にならないよう配慮する必要があるだろう。
電話での照会を行うことを県や市町村の広報誌で周知を行うとか、患者宅へお知らせ書面を送付するなど、事前に何らかの情報提供が必要ではないのか。柔道整復師が問合せを受けた場合でも、そのような書面をもって患者さんへの説明ができ、患者さんの不安を解消することができるのではないかと考える。広域連合が行っていることは、適正な療養費の受診指導というよりはむしろ、柔道整復療養費を単に少しでも抑制したいがための受診妨害に直結する嫌がらせ以外の何ものでもない。そんなにも柔道整復師が憎い理由は何なのか。上田も患者照会の必要性は理解するも、このような受診抑制に繋がることのないよう、適宜適切な照会の工夫が為されるように依頼申し上げると共に、このことについて広域連合の見解を書面にて明らかにしてもらいたい。行政も保険者も当方の文書照会には常に「だんまりを決め込む」のであるが、仕事には責任をもってもらいたい。無視するのではなく反論があれば堂々と主張してほしいのだ。