6月の料金改定について

今年は療養費の料金改定がある年です。予算案の最新情報を見てみますと、平成20年度政府予算財務省原案による厚生労働省内示案では、平成20年度の診療報酬改定については、全体改定率を▲0.82%としたうえで、診療報酬本体の改定率を+0.38%、そのうち医科としては+0.42%と公表されています。
医科の診療報酬が引き上がるとその改定率の半分の率で、本年6月から私たちの療養費も上がることとなります。そうすると、過去の療養費料金改定のやり方を今回も変わらず踏襲するとすれば+0.21%料金は上がることとなります。料金改定についての当局との交渉は早期に行わなければならないと思います。政治力がない業界ですから当局に申し入れを行っても「まだその時期ではない。医科の診療報酬改定が終わってからの話だ。」と一笑されて、まともに取り合ってはもらえないだろう。しかし、悔しいと誰も思っていないのではないだろうか
4月実施の後期高齢者医療制度、10月からの全国健康保険協会都道府県支部の健康保険運営など、重要な案件がめじろ押しなのに、柔道整復・鍼灸・マッサージの保険取扱にあたっては何も明確にされていない。施術を行うにあたって不安材料だけが満載だ。
by ueda-takayuki | 2008-01-08 10:18

上田たかゆきオフィシャルブログ


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