だんだん腹が立ってきた

朝日放送のムーブ!の疑問の放送であるが、何度も繰り返し見てみるとまるで柔道整復への患者を整形外科に誘導するための報道のように思われだんだん腹が立ってきた。この件については上田は戦わなければならないと決意した。
柔道整復の受領委任払規程上に「白紙委任」という法令的な用語を持ち出して訳の分からんことを言っているが、本来は毎日毎日の分を保険でやるのであれば治療日ごとに本人が委任欄を署名するもの。そうすると来院日数分の保険請求書を提出することになるから、支払者である保険者の事務をも考慮して現行スタンスになったもの。月に1枚の申請書で請求できる内容はある程度特定されるようになっていることから、何でもかんでもお任せするという意味での「白紙委任」とは異なるのである。だからこそ運用上の幅をも許している。
また、「接骨院の安いマッサージが視覚障害者のマッサージ業を圧迫している旨」も発言も誤りである。視覚障害者のマッサージ業が保険が使いづらいのは医師がマッサージ師の保険請求にかかる「医師の同意書」の交付を出し渋るからと、無資格者マッサージがはびこり行政が見て見ぬ振りをして取り締まりを行わない野放し状態にあるからだ。柔道整復師の保険は戦前からの長い歴史の積み上げでできているものである。
また、柔道整復師の施術は、報道で出ていた「柔道での負傷の応急措置」ではなく、奈良時代遡るほどの歴史を有するものであって、医科の代替機能を有しているのは明らかだ。
柔道整復師の諸君は黙っていないで反論しようではないか。
by ueda-takayuki | 2007-06-29 13:54

上田たかゆきオフィシャルブログ


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