茨城県後期高齢者医療広域連合は患者負担が毎回定額だったかを確認しているが何をやりたいのか意味不明だ


茨城県後期高齢者医療広域連合が㈱コアジャパンに業務委託し行っている患者調査における「施術内容回答書Ⅰ」の記載内容について、一部疑義があることから照会しておいた。

 当該書面の2整骨院(接骨院)へ受療された状況をお書きください。という枠の2つ目に、「整骨院(接骨院)で支払われた金額は、毎回定額でしたか?」との質問があるのだが、これは何を意図された質問なのか。

 そもそも、柔道整復施術療養費は初検日であれば初検料や施療料等の算定があったり、また新負傷が発生することなどにより、日々の一部負担金は必ずしも一定ではなく、毎回定額であるということはあり得ないではないか。いまどきワンコイン500円などとやっている柔整師などいない。

 このことから、この質問は愚問であり、患者に混乱を与えるものであると憂慮する。現に当方組合員より、初検月の患者から、「どう答えたら良いのかわからない、本来はいつも定額なのか?」と質問を受けたとの情報提供があったのだ。

 次に、3整骨院(接骨院)へ受療された理由をお書きください。という枠の2つ目に、いつ頃、どこで、何をしているときに、どこを負傷したかを確認する質問の回答例として、「平成28年4月10日頃【自宅】【階段から転落】【右足を捻挫】」と記載がある。この「捻挫」という言葉は、柔道整復師が負傷に対して捻挫・打撲・挫傷と付ける負傷名としての用語である。一般の方々で、ましてや後期高齢者に該当する患者さんにとっては馴染みのない言葉であり、例としてはわかりにくいのであるが、そんなことも判断できないボンクラである。患者さんにとってわかりやすく、誤解のない患者照会書面となるよう、適宜適切な照会の工夫をなぜしないのか。そんなにも柔整療養費を攻撃したいのであろうか。このことについて広域連合の釈明を求めることとしている。


by ueda-takayuki | 2017-10-11 11:52

上田たかゆきオフィシャルブログ


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