後進を育てるのがこれからの私の使命である

私もいつまでも第一線で活躍したいが、年齢的にも体力的にもそうはいっていられない。「生涯現役」というのはある意味理想ではあるが、責任ある立場の者は「後進の育成・人を育てる」ことにより、少しずつ自分の抱えている仕事を若い優秀な方々に引き継いでいくことも大切だ。実はこれはかなり難しいことなのだ。自分が何でもやってしまえば自分自身が楽だし、せっかく苦労して蓄積してきたものを他人に教えるのは嫌だというのも心情的にはよくわかる。しかし、それでは組織は進展しないし世代交代などできないのだ。厚労省の役人時代にいつも「ああ、忙しい忙しい。私にばかり仕事が集中して嫌になる!」と言っていた上司がいたが、このような者はバカの代表だ。周りに仕事を教えて自分の持ち分を減らすのは当たり前のことなのに、すべてを抱え込んで、さも「俺がいなければダメなんだなあー」って言っていた彼はもう定年を迎えていることだろう。そのようなバカな先輩のようにはなりたくない。
私にも優秀なスタッフ・後輩・部下が揃ってきたので、少しずつ仕事を任せていきたい。数年後には手持ちの仕事がなくてすべてが周りの方々で対応できるようにしていかねばならないと考える。
先ずは審査請求から私の手から「手放して」優秀な職員に任せることにした。
また、東京への専属の出張業務も私より若い先生にお願いした。
少しずつ引退の環境を整理していくのも大切なことなのである。

by ueda-takayuki | 2017-05-26 14:41

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