あはき療養費が受領委任の取扱い導入により「保険者の(自由)裁量」が認知されることに波及して柔整療養費にも受領委任の取扱いの保険者の裁量に基づく「一部限定解除方式(又は単に“
部分的な委任解除”)」が保険者において議論され始めているにもかかわらず、業界はまったく理解していない。それどころか、私がこれに危機感を募らせると「黙っていてくれ。コメントするな。上田さんは仕事をせずに寝ていてくれ!」という。頭にきたから、その概略だけを鍼灸柔整新聞の原稿に投稿した。いずれ記事になると思うが、あはき受領委任導入に浮かれる業界を敵に回してでも私は仕事を進める。それが治療家のためになり、ひいては患者のためになるとの確たる信念があるからだ。私がこの業界の仕事をすることができるのもあと数年だろう。バカな業界リーダーを引きづりおろしてでも、まっとうな治療家が食べていける環境を作らねば、この業界(柔道整復・はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧)は絶滅する可能性がある。今の「廃業ラッシュ」の責任を誰も取らないことに納得できない。廃業の主理由が「保険では食べていけないから」というのであれば、社会保障審議会医療保険部会の療養費検討専門委員のリーダー諸氏は責任を取るべきだ。これからこの業界は徹底的に「食べていけなくなる」のだから。