大阪府国保連の柔整審査会は殿部強打で背部には波及しないと意味不明な返戻

大阪府国民健康保険団体連合会の大阪府国民健康保険等柔道整復療養費審査委員会からの今般の返戻理由によれば、「殿部(医療用語としては殿部が正しく臀部と表記しないのが通例であるが・・・・)殿部を強打しているのであればエネルギーはほとんど全て、殿部に集中し、腰を経て背まで及ぶことがないはずと考えます。」とのことであった。このことにつき、返戻理由内容が不明であることから、当職において反論し再申請した。会員である施術者は、患者を実際に診て患者の症状に基づく、詳細な分析を行った結果を(1)~(3)に分けて、それぞれ明快に説明している。本件の負傷原因は同一ではあるものの、施術者の説明によれば、それぞれに理由が存在している。(1)においては側屈負傷、(2)においては捻転負傷、(3)においては強打による負傷と明記しているにもかかわらず、「エネルギーは全て殿部に集中するから、腰を経て背までおよぶことがないはず」との独自の推論を掲げた返戻理由は施術者に対し失礼千万である。患者を診てもいない者が、何をもってこのような返戻理由になるのか説明を求めると共に、逆に背部まで及ぶことがないとされる医科学的な理由の解説を求めたい。腰部を痛めたなら背部請求を認めないという返戻理由である。審査委員の指摘の意味が分からないうえ、施術者はどう答えたらいいのか。施術者が回答できない返戻をすることは、支払拒否が目的であって納得できない。徹底抗戦を主張して参りたい。
by ueda-takayuki | 2015-06-01 13:58

上田たかゆきオフィシャルブログ


by ueda-takayuki