岡山県医師国保組合の柔整に悪意をもった患者照会をお伝えする


この度、岡山県医師国保組合が被保険者及び患者宛に送付されている書面内容について一部疑義があることから医師国保宛て照会文書を交付した。この書面の Ⅳで、「その怪我で医科の病院(整形外科など)を受診しましたか?」「『いいえ』の場合、受診しなかった理由を書いてください。」と質問されているのだが、医師の診察を受けていない理由としては、単に医師の診察を受ける必要性がないからなのだ。この質問内容では、医師の診察を受けることが当たり前であり、受診していないことがあたかも悪いことのような印象を与え、柔道整復施術の受診抑制となり、また「患者が希望する医療選択の自由」を制限することに繋がるのではないかと抗議する。患者は医師の診察の必要性がないから受診せず、柔道整復施術によって治療効果を得ているからこそ、整骨院・接骨院へ通院するのだ。また、【柔道整復施術に係る調査】と題された2枚の調査書があり、これは同時に郵送されたものであると当方では確認している。この2枚の調査書は質問内容が重複するものがあるではないか。例えば1枚目では「Ⅵ『柔道整復施術療養費支給申請書』の記載事項を確認の上、ご本人が署名しましたか?」との質問があり、2枚目では「Ⅲ『受取代理人の欄』の氏名は、貴方が自署したものですか?」と質問されているのだ。このように同じようなことを何度も繰り返し確認されることに、何の意図があるのか。患者さんは何度も同じことを回答しなければならず、煩わしさを感じるのだ。平成24年3月12日付で、厚生労働省保険局4課長連名で出された適正化対策の通知によれば、患者調査の事例として取り組まれている患者照会の参考様式例が示されているが、それを使えばいいではないか。この4課長通知で明らかにされた、様式例1(別添参照)のような、よりわかりやすい様式に変更されては如何だろうか。今般の岡山県医師国保組合からの調査書には返信用封筒も同封されていない。失礼な対応だ。回答方法の指示も曖昧であり、患者が混乱するのではないか。少なくとも患者さんに負担がかかるような、患者さんにとって執拗な患者照会という印象を抱かせるような照会とならないよう要請したところだ。
by ueda-takayuki | 2014-11-25 17:06

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