神戸市から署名問題についての回答書面があった

平成26年7月25日付全柔協入発0725第3号にて署名問題について、神戸市保健福祉局の考えを求めていたところ、これに対する回答書面が平成26年8月12日付けであったところ。回答部局は神戸市保健福祉局高齢福祉部国保年金医療課の発出となっている。
回答内容のポイントを抜粋すれば「今回申し出いただきました署名の方法について、実際の運用として月の最終来院日に署名を求めることは、患者の最終来院日が確約されないことから、署名を行う機会を必ず持てる来院した月の初めに署名を行うこと等についてやむを得ない場合があることも理解しています」と、当方の主張を受け入れる回答となっていた。当方としても、適切な申請を周知していくことの重要性は理解できるので、協力できる範囲内での適正化には努めて参りたいが、物理的に不可能なことは毅然とした態度で保険者に対し「お断り」しなければならない。最近、行政や保険者の対応や指導が誤っていることが多い。お上が間違えることはよくあることだが、業界団体は卑屈になって無理難題を受け入れるのではなく、毅然とした態度で「納得できないものはお断りする」という姿勢が大切である。当方の疑義照会に対し、「だんまり」を決め込んだり無視する行政・保険者が多い中、きちんと書面で回答文書を発出してくれた神戸市保健福祉局高齢福祉部国保年金医療課の対応は評価できるので、当方としても柔道整復師の施術行為と保険請求が評価していただけるよう、信頼関係の構築ができますよう尽力して参りたい。署名問題については、現場の保険者も困っているのだ。署名のタイミングの問題点については、私も厚生労働省や地方厚生局をはじめ、保険者の主だったところに大量に文書に起こして説明し、検討を促してきたところであるが何らの進展もない。政治力がない柔整業界の悲しいところだ。厚生労働省保険局医療課保険医療企画調査室長のT氏が前回の民主党柔道整復師小委員会の席上で「施術内容の確認と受領委任の制度を可能とする署名はいずれも必要であることから、今後現実的な改善方法について検討を行い、改めて提案させていただきたい」と言っていたのに、その後この署名問題は当局から何らの検討結果も提示されず放置されてしまった。担当のT室長も人事異動され現在はK室長になったが、本件署名問題に関する引き継ぎなど、何もなされてはいないのではないか。
by ueda-takayuki | 2014-08-20 13:24

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