中部柔整師協会の集まりに参加しました

名古屋の名鉄グランドホテルで開催された「第20回中部柔整師協会保険指導会」に来賓としてお声をかけていただき、来賓挨拶をさせていただきました。毎年のように竹田会長には呼んでいただき本当にありがたく思います。お時間のない中で、私からは保険者・行政・整形外科がまさに三位一体で繰り広げている「柔道整復師から保険(療養費)を取り上げてしまう」今般の攻撃に対する反論の必要性をお話しさせていただきました。
先ずは広告規制を徹底させることにより、骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷、そして「各種保険取扱」という柔道整復師が実際にやっている治療メニューの「事実告知」さえ許さずこれを「すべからく広告」と認定したうえで表示を一切認めず、削除せよ➡厚労省からの通知で3か月ごとに保健所が本省に報告することになってしまったこと➡これを受け、患者は柔道整復師は本当は捻挫も打撲も治療してはならないのだと誤った認識を抱いてしまう➡保険者は外部委託点検業者を使用して徹底的に患者照会の文書回答を求める➡これらの業者が電話をしやすい環境を厚労省保険局は通知で容認したこと➡これに対し柔道整復業界の指導者が何らの反論もしていないこと➡患者が保険者・外部委託点検業者の問い合わせを回避したいので整骨院受診を抑制してしまう➡だから柔道整復師は食べていけないので自費メニューを増やし自費での治療方針に変換してしまう。
まさにこれは保険者・行政・整形外科の狙い通りであり、柔道整復師はまんまとこれに乗ってしまっていること。その先には「受領委任払いの取扱いの廃止」。すなわち柔道整復師が健康保険の取扱いから「退場」させられることを意味し、着々とその環境が揃いつつあることを説明させていただいた。
これに反論し患者さんの療養費を守るためには、「保険者からの返戻に決して負けないで、全件・全額を必ず再請求し、何度でも返戻に立ち向かっていきましょう」と上田たかゆきから力説したところです。中部柔整師協会の事務局スタッフは、保険者からの返戻に対する再請求に積極的に取り組まれていることのご説明がありました。私は心強く思います。上田も自分の組織を守るため、引き続き全力で仕事をしてまいります。
by ueda-takayuki | 2014-07-30 14:13

上田たかゆきオフィシャルブログ


by ueda-takayuki