東日本プラスチック健保組合は未だに患者署名のタイミングを問題視していることに反論する

東日本プラスチック健保組合が「柔道整復師受診について(照会)」と題された書面を発出していることについて回答を求めるも、何もご連絡をいただけないことから、督促の意味を込めて再照会した。標記照会事項については以前にも照会したところであるが、当該照会書面については当方宛てに電話連絡により「厚生労働省の通知に従って行っているものであり、当該書面についても作成業者が厚生労働省に確認し作成したものである。」旨の回答があった。しかしながら、療養費支給申請書に患者が自筆で署名するタイミングについては、先の当方照会書面でも明らかにしたとおり、実際の運用が困難である場合が認められることから、国は見直し作業に入っていると認識している。具体的には、平成25年12月11日に衆議院第2議員会館第3会議室で開催された柔道整復師小委員会の席上において、厚生労働省保険局担当部局の係官より「施術内容の確認と受領委任の制度を可能とする署名はいずれも必要であることから、今後現実的な改善方法について検討を行い、改めて提案させていただきたいと思う。」との回答があったことから、私ども施術者団体としては署名を行うタイミングについては、改めて厚生労働省からのご提案があるものと考えており、本件については厚生労働省自体がその判断を留保したうえ、再提案がなされるものと期待している。当時の記事内容により、本件は何ら解決していない問題なので、健保組合が「厚生労働省の通知どおりに行っている」と主張されても、その内容自体を厚生労働省が否定し、改めて提案したいと表明されていることをご存知なのだろうか。また、当日は保険者が行う啓蒙パンフレットのあり方についても議論になり、柔道整復施術を受けることを抑制することを目的とした記載内容については、すべからく是正を求め改善案の具体策まで提示されているのだ。このことについては、各健保組合にも当局から事務連絡が発出されているものと思われる。以上のことから、健保組合からの電話連絡による回答に反論すると共に、ここに再照会させて頂いた。署名問題は何としても解決しなければダメだ。
by ueda-takayuki | 2014-07-15 16:52

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