療養費の料金改定の通知が出たそうだ

この間、私なりに料金改定に反論して実施されないように活動して参りましたが、私には止める力が残念ながらありませんでした。非力でした。本当に残念です。料金改定の通知が出たそうですね。私は見てないが、明日あたりに厚労省のホームページにでも載ったなら確認してみようと思う。おそらく厚労省事務局案どおりだろう。3ヶ月超の負傷の経過や頻回施術理由など柔道整復師が文書作成することは現実問題としては困難だ。負傷原因でさえ書けないのである。問題意識の少ない柔道整復師は「たいしたこと無い。心配はいらない。文書作成はレセコンがやるし、3ヶ月超にならないように提出すればいい」などとうそぶく者もいるが、甘すぎる。私はこの料金改定は実質柔道整復師が「絶滅危惧種」に追い込まれるほどの大打撃を受けるものと悲しんでいる。保険者がみれば患者への今後膨大に始まる電話攻勢による患者聞き取りにより、返戻理由満載だし、同時に患者に対する「受診抑制効果」も出てくるだろう。今は保険者にとっては「部位転がし」など簡単に見つけられる。「3ヶ月超にならないように請求」など申請を操作してはならない。不当な請求をしてはならない。そんなことをしても、保険者の反撃にあうことになって支払いを拒否されますよ。この文書の添付と電話番号の記載はセットとなって柔道整復療養費申請に大きな制限を加えるものであることをどれだけの業界人が理解しているのだろうか。
平成4年の定額化・逓減率の導入、平成16年の負傷原因の明記に続いて第3弾の悲しすぎる適正化だ。電話番号まで情報を得られれば、保険者及び外部点検業者は大量に返戻理由を保有することができる。私も保険者経験があるが、これで、やろうと思えば保険者は全件でも不払いが可能だ。患者からの電話での聞き取りと併せて、柔道整復師の文書作成の実態を鑑みるに4ヶ月以降の請求は絶滅するのではないか。思いっきりマイナス改定だったことが近い将来判明するような気がします。
by ueda-takayuki | 2013-04-24 17:19

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